プロフィール
長岡 秀貴
長岡 秀貴
NPO法人 侍学園 スクオーラ・今人 理事長。
侍学園(通称サムガク)とは、長野県上田市にある若者の自立を支援している日本一小さな学校。
若年者の自立と就労を支援する民間の教育施設として、生活改善やコミュニケーション能力の醸成等を通して、社会での生き辛さに悩む若者が自分らしく充実した人生を送れるように後押ししている。
http://www.samugaku.com/
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「無」にしないために。

2017年05月19日

 長岡 秀貴 at 12:35 | Comments(0)
自己ベストは
5夜連続完全徹夜。

6日目の朝に
シーファンからネロと天使が降りていました。

「連れてってー。」

そう叫んだら見えなくなりました。

不肖長岡です。


★★★


久しぶりにですね。

朝まで仕事したんですよ。
モニターと睨めっこして
絶望しないように
こまめに「保存」しながら。

外が明るくなって来てですね。

「あー。浅田真央…。」

って呟いた時に


もう徹夜なんて出来ないし

しちゃいけないんだよ。おっさん。

そう思いました。危機感と共にです。はい。


味を占めたんで。
(前回の青年からもメッセージ来ましたー。なんか嬉しいっすね)
暫くこういうの続けようと思います。

お便りコーナーです。


★★★

突然のご連絡失礼いたします。
二人の子どもを子育て中の母親です。

こんな相談を長岡先生にしていいのか迷いましたが
お会いしたこともないということも背中を押してくれたので
思い切って連絡させて頂きました。


ナ>

暫くメールチェックしてなかったんで。
賞味期限が切れている相談だったらすみません。

会ったことのない人にだったら
なんとなく相談できることってありますよね。
未だに
ラジオで「人生相談」が続いているのは
その証拠なんでしょうね。

人間の本音は
これから続いていくであろう関係性のある人には
中々吐露できないと言われてますからね。
それが自然ですけどね。人間にとって。

某も会ったことないんで
フラットな状態でお聞きします。




私の子どもたちは5歳と2歳の男の子です。
主人は仕事の関係で平日はほとんど家にいることはないんですが(夜中に寝るだけに帰ってきます。)
休日は二人の子どもに全ての時間を費やします。
多分。主人は私よりも子どもたちの方が愛していると思います。
いいえ。溺愛しています。
それは父親としても私のパートナーとしても
本当に嬉しいことですし不満はほとんどありません。 


ナ>

素敵なパートナーを見つけましたね。
それは貴方の能力ですから。
パートナーで悩んでいるママさんたち多いですから。
  
まあ某はとても耳の痛い話です…。
旦那さんの爪の垢を
プロテインと一緒に飲ませていただきたいくらいです。
あ。
某は爪の垢好きな訳ではないんですけどね。


  
    
問題は私にあります。

長男が生まれた時も
次男が生まれた時も
感動もなければ涙も出ませんでした。

嬉しくなかったと言えば噓になります。
それなりに母性的感覚も覚えました。

でも。
子どもたちを好きになれないのです。
二人はとても私の事を愛しています。
常に私の体に触れていないとダメなくらい。

最低だと思いますが
子どもたちが触れてくることに嫌悪感が生まれてしまいます。
正直。
母乳をあげるのも抵抗があったので
直ぐに粉ミルクにしました。最低な言い訳を使いました。

母親失格です。
あの子たちに相応しくない母親です。
主人はもう一人欲しいと言ってきますが
私は耐えられる自信がありません。
でもそれを主人に告げたらなんと思われるかが怖くて
誰にも相談できません。

子どもなんて産まなきゃよかった。
今は本当にそう思っています。

私はおかしいんでしょうか。
これからどうしたらいいか本当にわかりません。


ナ>

急にヘビーになってきたので
ちょっとテンション変えていきましょうね。

まず言えるのは
貴方は母親失格ではありません。

某は貴方でないので
貴方の気持ちになることも
共感することも出来ないんですけど。

でもね。
子どもたちは貴方を愛しているんです。
ってことは
貴方も子どもたちにそう接しているはず。
それが例え貴方にとっては
苦しみながらだとしても
子どもたちの前ではちゃんと母親をやれています。

それが分かっているから
旦那さんもやるべきことを
してくれているのではないですかね。

文面から
貴方たち夫婦はとても仲がよさそうです。
旦那さんも貴方をちゃんと認めてくれているみたいですし。

それがとても救いです。

子どもは「無理して生む」ものではありません。
当然。
望んでもいないのに子どもを作ってはダメです。

そこは
二人がちゃんと責任もって
覚悟の上で話し合って決めるべきです。

しかし。
育てることは。
親だったら「無茶」でも
「無理」でもしなければならない。
命がけでやってください。
親なんだから。


でなければ子どもは生きていくことが出来ないからです。

動物の中でも
人間は本当に未熟状態で生まれてきます。


間違いなく。
助けがなければ
あっという間に命は消えてしまう。

一人で歩くことも
ましてや
空気を吸うことも
何かを口にすることも
助けが必要になったりします。

一人生きて行けるようになるまで。
最低でも16年かかるんです。

それまでは
貴方が好きだとか嫌いだとかそんなことはどうでもよくて

貴方が親になった責任として
「無理してでも」子育てしてください。

子どもを
心から愛せるようになってください!
なんて言いません。
それが出来ないから
こんな人間に相談してるんですからね。

いいですよ。無理して愛さなくても。

でも。
親としての責任だけはしっかり果たしてください。

子どもたちの
貴方を愛する気持ちは
間違いなく永遠ですから。


そして。

二つの命を命がけで産んでくださった貴方に。

ここまで
二つの命を大切に育てて下さった貴方に。

日本人を代表して。心から感謝します。

本当にありがとう。


これだけは事実です。
貴方は命を産み命を守り続けた。

誰かに評価されるために
母親になるわけじゃありません。
いい母親になるために
母親になるわけじゃありません。

目の前の二つの命は
「必然的」にあなたの目の前に降りてきた命。

そこに理由なんてありません。


ただそこにあるだけです。


こうしなければならない
ああしなければならない

これもありません。
5年間。
貴方が必死でやってきた母親を
あと14年間は「無理」してでも続けてください。

まだ14年間もあると思わないでください。


あの子たちがあなたを必要とする時間は
もう14年間しかないんですから。



★★★

難しい相談ばかりなんです。
どれが答えなんてないんですよ。

でもね。
みんな頑張ってるんです。

だから応援してあげたい。
誰かは応援してあげたらいいと思うんですよ。

二年前。

出産後17時間で逝ってしまった我が子を
追いかけようとした母親と
屋上に続く階段ホールで話したことがあります。

「あの子がいなければ私は無いに等しい」

母親は
小さな声で某にそう言いました。

どんな言葉も
母親の苦しみを癒すことなどないと思いましたが
なんとなく
こんな言葉が口からこぼれてました。

「貴方がいなくなったら
 あの子の17時間の人生も無くなってしまうよ。」

二人で大声で泣きました。

現在。
その母親は一児の母として幸せにしています。


子どもが親より先に逝くことは
本当に耐えがたい不幸かもしれません。
それでも母親というものは
最終的に
心の中で子どもを育てていくのです。

子どもが生きた証を。
決して「無」にしないように。


そこに理由は存在しないんだと思うのです。



★★今日のつぶやき★★

もう。本当に感謝しかありません。

サムガク寮新設に向けて
沢山の方々のご寄付が寄せられています。

基本
「寄付の向こう側には涙が存在する」
といわれています。

苦しみや悲しみから流れる涙を拭うために
人々は寄付という行動に駆り立てられるのだと。

しかしです。
今回の我々のプロジェクトには「涙」はありません。

だから
寄付はなかなか集まらないのではないか…。
正直そう思っていました。

でも
サムガクを応援下さるみなさまは
そんな定石もぶち壊してくださる。

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